箱根本箱に泊まる

8月にオープンしたブックホテル、箱根本箱に泊まった。
1万冊以上の本に囲まれ、館内の本は部屋に持ち帰って読むことができるし、買うこともできる。
フロントに入ると吹き抜けになっており、箱根の緑と巨大な書架に包まれる。
館内に流れるKing of Convenienceがとても心地いい。

こちらはウェルカムドリンクとスイーツ。
レモンのパウンドケーキを頂きながら、お部屋への案内を待つ。
こちらがお部屋。
外には露天風呂、そして中にはふっかふかの広いベッドに、石田衣良が選んだ本箱。
冷蔵庫にはフレッシュベジタブルジュースにお水が入っており、センスの良いモダンなお盆の上にはハーブティとお菓子も添えられていた。
とても居心地がいい…。
館内にはシアタールームも。
季節に合わせたショートムービーが流れている。
ルーム内にはお茶やナッツ、ドライフルーツが用意されていて、自由に食べて良い。
さっぱりして美味しいレモンジンジャーのハーブティに、ドライバナナをつまみながら映画を観た。
吹き抜けの本棚の中にはこんな風な小さな読書スペースが隠されており、その小さなスペースにも隠し本棚が用意されている。
それを発見して読むのも楽しい。

自分だけの秘密基地みたいだ。
これは本棚の中の階段をよじ登った上にある、ロフトのようなスペースから撮った写真。
ここでゴロンと横になって読むのは楽しかった。
大浴場の更衣室。
もともと部屋数が少ないのでこじんまりとしているが、開放感がすばらしい。
館内のいたるところに本棚があって、大浴場の手前にもこんなスペースがあった。
お風呂上がりにちょっとお水をいっぱい、と思って腰かけたら山崎ナオコーラおすすめの本にはまってしまい、気づけば1時間も経っている。
夕食はオープンキッチンで。
キッチンにも本棚があり、ずっと読みたかった「森のノート」を発見。
ワインを片手に本を読みながらゆっくりと頂くローカルガストロノミーの料理は至福の時だ。

おなかの調子が良くなかったので、体に優しいメニューだけなのも嬉しかった。
食後はレストランのスタッフさんに、館内で一番高額だと言う10万5千円(!)の本も読ませてもらった。
お部屋に戻り、ハーブティを飲みながら読書。
眠くなったら露天風呂に入ったり、座るソファを変えてみたり。
寝るのが勿体なくて、3時まで本を読んでいた。
翌朝の朝食。
朝食もおなかに優しく少なめで嬉しい。
フレッシュサラダに自家製のハム、それにキッシュ。
あっという間にチェックアウトの時間。
名残惜しくて、部屋から出るときに窓から見える緑を撮った。
お土産はもちろん本。
「ある小さな雀の記録」と絵本「ベルベッドのうさぎ」を買って帰った。
どちらも名作だ。

帰りは館内で流れていたKing of Convenienceを聴いて余韻に浸りつつ、お土産に買った本を読みながら箱根登山鉄道を下っていった。

すばらしい休暇だった。
ちょっと遠かったけど、同じ神奈川にこんなステキな空間があることが嬉しい。

今度は本が大好きな誰かといっしょに来てみよう。


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